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ダメージ計算検証ほか

メダロットSのアップデート変遷と今後

 

この記事の概要

この記事には、メダロットSサービス開始から22年12月22日(メダロットニュース#216)までのアップデート変遷がまとめられています。 (記事は短いですが、アップデート変遷をきちんと読むと時間がかかると思います。)

またそこから「育成要素が追加され、しばらく後の難易度緩和を経て、再び育成要素が足されていく」流れ*を確認いただき、また次の育成要素が追加されるだろうとの読みを理解いただけるようにまとめています。

* 私見を含めて書くとすると「過去のメダロットゲーム作品に存在しない、多重周回や課金を要求するような不可解な育成要素を、プレイヤの懸念を無視しながら追加し、少なくない数の「メダロットに失望したプレイヤ」を作り、手遅れに近い段階になっていくつかの(不十分な)緩和をし、その流れを反省しないまま再び不出来な育成要素を足していく」流れです。

いわゆる懸念発信記事ですが、メダロットSはアニメ・メダロットYoutube配信と連携し始めているので、どういった環境になっていくかはともかく、それが終わるまではサービスが継続されるはずです。

 

この記事を書くに至った背景

22年5月26日にパーツチューンナップ機能実装、8月25日にメダロッターアビリティ実装と矢継ぎ早に育成要素が追加されました。 そしてそれらは段階的に緩和されました。 これは強化チップ(21年1月28日)のときにも見られた動きであることから「要素追加、しばらくして緩和、その後に要素追加」の法則を感じています。 そこで根拠となるアップデート変遷として本記事を書くことにしました。

 

メダロットSのアップデート変遷

年ごとに画像としてアップデート変遷をまとめています。

こちらはメダロットS攻略 Wiki*の情報をもとに、注目すべきアップデートをいくらか追加して作成した表です。

ポイント

メダロットS特有の育成対象の登場タイミングを、表最上の「リリース」および赤背景として紹介している。 具体的にはリリース時(パーツレベル・ランクメダロッター)、21年1月28日(強化チップ)、22年5月26日(パーツチューンナップ)、同年8月25日(メダロッターアビリティ)。

②それら育成システムの緩和に働いたアップデートを青背景として紹介している。 たとえば20年7月9日の内容『ガチャ重複時「該当部位の研究ROM入手」に変更』はパーツランク育成難度を大幅に緩和するアップデートであった。

③そのほか注目すべきアップデートは黄背景として紹介している。 ロボトルのゲームバランス調整や新しい遊び方のリリース、課金アイテムの変更など。

いずれのアップデートも、今日やられていなかったとしたら目もあてられないような状況になっていたことでしょう。 そういう意味では素敵なアップデートでしたが、そもそも「そのまま放置していてはマズい要素をたいしてチェックやテストプレイをせず出す」体制をすぐにでもやめていただきたいところです。

パーツレベル・ランクは、メダロットSを始めるにあたって感じる最初のギャップでしょう。 「ランク5 レベル90まで上げない限り、あなたのパーツは相手のパーツより弱いです」といったことを作り出しました。 ガチャダブりでの研究ROM入手や低ランク用合金をはじめから導入し、さらに低ランク品をサイプラシウム合金に交換できる仕組みがあれば、リリース時の勢いのいくらかは取りこぼさずに済んだでしょう。 またこの要素は、同一パーツを複数所持できない問題の遠因でもあります。

強化チップは曜日ロボトルでは入手できない強化チップ(未鑑定)を必要とし、かつ一度付けたら取り外し不可能といった仕様です。 リリースされ2年近くたちますが基本的にはこの問題はそのままです。 今日ではパーツチューンナップの累計ボーナスで未鑑定チップが手に入るなど、入手は比較的容易となりました。 ただかつては初期ランクが1,2であるパーツには強化チップが一枚しか付けられないという設定でした(後に撤回)。 強化チップの存在は、装甲Vチップが強力であること、装甲Vチップを付ける想定のロボトルバランスになっているものがあるなど様々な問題を生み出しています。

パーツチューンナップも、いまだ不満が残るもののいくらかの緩和を経て、一定の市民権を得たように思います。 とはいえクロスメサイアを除く低ランク機体にはパーツチューンナップの機会はなく、PU機体の販促として機能するのみです。 またリアルタイム対戦ゲームプラットフォームであるオンエキを犠牲にしているのも問題で、一刻も早く撤回されるべきでしょう。 せめて「あいことば」でもミッションが進むようにすべきでしょう。

メダロッター(レベルおよびアビリティ)では、育成済みNメダロッターすべてを一線で使えないものに変え、育成にかけた手間と時間を無駄にしました。 今日になって多少育成素材が集められるようになった(オンエキ シーズン報酬)とはいえ、少なくない数のプレイヤは絶望しましたし、また今後も育成済み要素を時代遅れにするようなアップデートが将来なされるゲームなんだと扱われても仕方ないでしょう。 導入時の考えが浅いです。

 

終わりに

さてこのアップデート変遷を鑑みると、近々新しい育成要素が追加されるような気がしています。 それもまた、コラボ企画とともに追加されるような気がしています。

そういうことはしなくていいので、いまだ難度の高い育成要素への緩和を求めます。 具体的には、激闘!ロボトルの全開放過去イベントの復刻(報酬の配布ではなく)、初心者プレイヤにも★5ランクパーツを最低3体分を即得られる程度の育成素材プレゼント、古いPU機体の恒常ガチャ入りパーツチューンナップからオンエキ限定ミッションを取り除く強化チップ再利用機能、曜日ロボトルなどのロボトルスキップ機能をお待ちしております。 遅いくらいですが、しないよりは良いでしょう。

また本記事は育成要素を中心に問題提起していますが、もちろんロボトルバランスも調整されるべきです。