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ダメージ計算検証ほか

【メダロット9 頭パーツカーボン統一大会】参戦レポート

 

この記事の概要

この記事は、メダロット9 『頭パーツカーボン統一大会』の参加レポートです。 環境予想記事と合わせて読んでもいいと思います。

対戦成績は4勝0敗のなんと優勝でした(トーナメント方式)。

現在メダロット9の対戦経験は30戦前後なので、それだけ聞くとこの結果自体は出来すぎです。 ですが完全に無知識というわけでもなく、べるくすさんの解説記事(リーダースキル・メダリア)、らとさんの動画(実際の動かし方、脚部特性の使い方、注意すべきポイント)、バショーさんとの対戦環境意見交換などで効率的に対戦を学べたのは無視できません。 またメダリア準備方法の記事を書く程度にはメダリアの知識もあるので、まったくの素人というわけではありません。かつてからの勉強時間と、今大会のための練習試合は相当数取っていました。たとえばカヤカワさんとは5戦以上はしたと思います。合計10戦ほどは練習できました。(以上、いかんせんメダロット9の習得には時間がかかるものだと書いていただけに、自らがそれを否定する存在になるべきではないと書きたいためのジレンマの現れです)

 

使った構成

使った構築はこちらです。

こちら側は相手側に有効打を出しやすく、相手側はこちらに有効打を出しにくくなるように意識しました。 今回のレギュレーションの特性上、両腕を落とせばほぼ無力化できるので、有効打の手数は重要でした。

具体的には3番機左腕のガードプラント(有効打をしのぐ)が非常に強く、2番機左腕のコンシール(回避率upとねらいうち・がむしゃら無効化)と合わせることで守りの要としました。 ガードを使ったこともありますが、ガード体制で拘束されるよりは手数を買いました。

一方こちら側も、相手が貼ってくるであろうガードプラントやコンシール、ガードなどといった守りをいなす必要があります。 それはメダロットSでいういわゆる「スルーアタック」や「スルーショット」で解決しました。

ガードプラントやガードが貼られていても、ピンホールSねらいうち(1番機脚部の特性+左腕デスアーム)であれば一定の確率で攻撃が通ります。 弱点はコンシールなので、コンシールを無効化するために1番機右腕ライトスピード(しゃげき攻撃最高速の充填・冷却)も持たせました。 ガードプラントの処理もできます。

ガードプラントや低機動機によるガード、コンシールが貼られていてもフランキング(2番機脚部特性)であれば攻撃が通ります。 ただ攻撃は回避される可能性があるのであまり多用せず、必中を得られるときを中心に使いました。 具体的にはパワーライフルの後隙や戦車タイプに攻撃しました。

自由枠が6パーツ分しかなく、ぼうがいクリアを入れづらい環境なので、停止症状(2番機右腕クロイワ)も織り込みました。 事実、対策として停止無効メダリアもある程度みられました。

その他で言うと、1番機のライトスピードは、基本的には相手側コンシールとガードプラントを片付けるために持たせました。 ダメージにばらつきは出ますがよく働いてくれました。 ただ実際の攻撃パーツとしても一定の戦力になってくれていたので、一時期、デスアームをピンホールSとブラフにしてライトスピード特化とすることも考えていました。

3番機のデストロイは、リーダーチャージいっせいしゃげき編成(カヤカワさんなどの構成)を相手したときに、リーダー機の脚(というかプレイバック;オートリペア)を破壊するために持たせました。 実際にはうまく機能しませんでしたが、一定の牽制力もあったのでよかったです。 これは、リーダーチャージいっせいしゃげき構成を自ら運用したときにらとさん側のチェンジでデストロイを出された際に苦しめられたために仕込みました。 こちらの動画やツイートを参照。

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また後述しますが、比較的装甲の低い3番機は、ガードプラントを持っていることもあるので狙われそうだと思っていました。 その際の打ち手は、あえて頭で受けて機能停止し、性能アップメダリアの効果を発揮する予定でした。 なおリーダー機はアシストスタイルなので、機能停止してもオールリバースで復活させられることも計算に入れていました。 もっとも、練習時含めて狙われたことはないのですが…。

リーダーは2番機で、リーダー効果はリーダーチャージでした。 しかし特段リーダーチャージを軸にしているわけではありません。 トランスパーツは左腕リーフツー(チャージドレイン)でした。 これも、リーダーチャージいっせいしゃげき構成へのアンチとして仕込んでいましたが、一度も使うことはありませんでした。

 

参戦レポート

初戦かみみのちさん戦では、最初にトルネードを受けてしまいましたが、以降はガードプラントがよく機能しました。 結果として停止を連続でもらうことを避けつつ、順番にデスアームでパーツを壊して勝利できました。

オメガさん戦では、ガード機にデストロイを刺して早々に一機無力化できたのがよかったです。 相手からのカラタケワリで1番機の装甲がだいぶと持っていかれてしまいましたが、これを契機に「チェンジ」したことで、さらなる停止パーツ(ベンタロン;トルネード)を引き出したのは出来すぎでした。 相手リーダー機にひたすらサンダーとトルネードを叩き込んで勝利です。

トモダチさん戦は相性勝ちでした。 相手はピンホールSねらいうちを仕掛けますが、こちらのコンシールで無効化できるので終始有利に戦えました。

 

最後カヤカワさん戦は、かねてから苦手にしてきたリーダーチャージいっせいしゃげき構成だと読んでいました。 練習試合で何度かその構成に当たっていて、なかなか攻め落とせずいっせいしゃげきで沈められていました。

対戦では、充填・冷却を盛りに盛ったガードプラント機に有効打を阻まれていたので、リーダー機脚部にねらいうちデストロイを通すため、その機体を破壊する動きを取りました(事実、ライトスピードでガードプラントを廃してねらいうちデストロイを入れられそうな隙があったのですが、行動順が来る直前に爆速ガープラを差し込まれて失敗しました)。 この際効いたのはピンホールSねらいうちで、ガードプラントを抜いてガードプラント機を一撃で落とせました。 実際には落とす必要まではなかったのですが、相手機がオーバーヒートで装甲が薄くなっていたので一撃になりました。

一方、戦車タイプのリーダー機にフランキングサンダーで停止症状も入れたかったのですが、相手のガード機の機動値が高かったために阻まれてしまったので、基本的にチャージでした(突撃陣形なら抜けたのでしょうかね?)。 それでも、ガード機の準備時間にサンダーをリーダー機に入れて発動を遅らせる程度の働きはできました。

なおこの際リーフツーを出すこともできましたが、Tパーツでのリーダーバレを懸念して、一度受けてから交換する予定でした。 ただその一撃がリーダー機に向いていて、かつ左腕を取られてしまったので登場機会はなかったのですが…。 なおそのあとリーダー機は装甲回復のためのチェンジをしますが、特に使いませんでした。(今思えば射撃重力パーツ(ヘビーウェイター)だったのでかくとうガードを抜けてHv2のリーダーには刺さりましたね)。

 

しかしてトーナメントで4勝し、頭パーツカーボン大会に優勝しました!

 

ふりかえり

実際には、対戦相性にかなり助けられたなと思っています。 たとえば突撃フランキングでサンダーを入れるぐりーんぶるーさんの構築(コンシールでねらいうち無効化付き)には弱くで、当たったら負けだと思っていました。 練習試合で一度対戦し負けていました。

機動特化の突撃陣形ケンダーマ相手に、特に調整していないクロイワサンダーはそうそう当たりませんし、かといってチャージしてカラタケワリを入れたところで、おそらく3撃必要でしたでしょうし…(そもそもリーダーの見当もつかない…)。

また速攻陣形のべるくすさんの構築との対戦にも課題があったので、比較的装甲の低い3番機(初手で安定して落とせそう)にあえて性能アップを仕込んで、以降どうにかバフ付きリーダーと1番機でしのぐつもりでした。 オールリバースもありますしね。 リーダー狙いだと相当きつかったです。 やはり速攻陣形は恐ろしい…。

あと大会の一時間前までは、メダリアのスキルセットはバラバラで低レベルの状態でした。 その状態でもいくらか試合になっていたので軽視していました。 ただ、らとさんがちょうどメダリア生成の動画を挙げていらっしゃったのでそれを契機に慌てて直しました。 知っててよかったメダリア合成ルール。

しかしスキルレベルを最適化しすぎなくてもきちんと勝負になるのはいいなと思いました。 かならずしないと勝負にならないかと思っていたので驚きです。 (その点が対戦環境に入るのを遠のかせたといっても過言ではありません。今後スキルレベルの影響度を測って、スキルレベルが低くても対戦可能であることを導くなどし対戦までのハードルを下げられる記事を書ければ良いなと思っています。)

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リーダー効果も、以前つくったリーダーチャージを再利用しただけで、より適当なものは他にもあったと思います。 かみみのちさん戦とトモダチさん戦ではリーダー効果による短チャージカラタケワリを出しましたが、一番良かった効果かというと、そうは思いませんでした。

あと地形選択はずっとサイバー希望でサイバー地形で戦いました。 最後のカヤカワさん戦だけ平地でした。 しかしもしサイバーだったとすると、戦車タイプも+4だったので結果が違っていたかもしれないと思います。

 

最後に、カーボン(C )好きの全メダロッター、対戦いただいた皆さま(本戦、練習とも)、そして大会をそつなく運営し競技に集中できる環境をつくってくださったバショーさんに多大なる感謝をもって締めとします。