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ダメージ計算検証ほか

【メダロット9】頭パーツカーボン統一大会 の対戦環境予想

 

この記事の概要

バショーさんが企画されている『頭パーツカーボン統一大会』に関する考察記事です。 この記事では、本レギュレーションで具体的にどの程度制限が入ってくるのか、どういった対戦環境になるかを予想しています。 予想してみましたが、実際にはもっとあるはずで、環境探り合いの行く末に期待です。

(環境予想にあたっては、バショーさんほか9プレイヤーの一部の方からいろいろお話を伺うことができました)

 

背景

メダロット9は、対戦において多くのパーツが有効圏にあり、またメダロット間のシナジーも戦術に組み込める作品になっています。 ただそれゆえに仕様・戦術理解、習得、育成、調整など、戦えるまでにすることが多く、拘束時間が長くなります。 しかし今回は頭部パーツが『カーボン』に統一されるため、考えること、育成すべきものがある程度減らせる分、初心者にも易しいレギュレーションに感じました。 では具体的に一体何を考えるべきかについて、記事を起こすことにしました。

 

制限のおさらい

  • 3機体・頭パーツは『カーボン』を必ず装備
  • リーダー効果制限無し
  • メダリア制限無し
  • Tパーツ制限無し

頭部パーツにのみ指定がある(Tパーツでも頭部交換は不能)ので、禁止わざ、とくせいを知るために頭部パーツ限のわざ一覧と、MC限のわざ・とくせい一覧を出せば良さそうです。 また『カーボン』はN型で非Hvなので、性別や脚部Hvに制限は入りません。 その自由は残りますね。

頭部パーツ限のわざ一覧

本レギュレーションで禁止にされるわざ一覧です(頭部パーツ限とするとわざ:チェンジも含まれますが、これは禁止にされるものリストなので除いています)。 ステルス、サイバーコア、コマンダー、たいちせいぎょといった強力なたすけるわざやフルリペア、ディスターバンス、そして全とくしゅわざが制限にされていることがわかります。

  • かくとう: アンチCG、タイムアタック、デスロック
  • しゃげき: ファイアショット
  • たすける: コマンダー、サイバーコア、ステルス、スナイプ、たいちせいぎょ、デスパレート、ハイパーセプト、レックレス
  • なおす: スーパーリペア、フルリペア
  • まもる: かやくガード
  • しかける: あたまトラップ、きゃくぶトラップ、クーラープラント、チャージトラップ、ディスターバンス、まもるトラップ、ヒータープラント、ファーストエイド
  • とくしゅ: ダブルドライブL、ダブルドライブR、トラップアップ、プラントアップ、フルチャージ
MC限のわざ・とくせいの一覧

制限されるわざはご覧の通りですが、結果的に上記の頭部パーツ限のわざで包含されています。 また制限されるとくせいは特にありませんでした。

  • かくとう: タイムアタック、デスロック
  • たすける: たいちせいぎょ
  • しかける: クーラープラント、チャージトラップ
  • とくしゅ: フルチャージ
準・制限わざ

禁止と言われていないまでも、あるわざの第一人者的パーツが頭部だった場合に、あまり選ばれない次点以下のパーツを選ばざるを得なくなります。 これらを準・制限わざとして取り上げます。 各ステータスについて大きく性能がおちるものを上げました。 充填・冷却が大きくおちるレーダーサイトやコンシールが特に注目です。

【選択肢が減ってしまうわざ・頭部に多いわざ】

  • レーダーサイト: 19→2: 頭部だと17パーツあるのに対し、腕部はドクタースタディの両腕(2個)しかありません
  • ファイトブースト: 7→1
  • オールリペア: 6→1
  • かんぜんガード: 5→1
  • クーラー: 5→1
  • チャージプラント: 5→1

【装甲差が大きいわざ(100以上)】

  • しかけるトラップ: 160減 (頭最大240→腕部最大80)
  • かんぜんガード: 150 (350→200)
  • MFシール: 150 (240→90)
  • オールリペア: 130 (230→100)
  • 格デストロイ: 130 (220→90)
  • ガトリング: 125 (305→180)
  • こうがくガード: 115 (315→200)
  • フィールドリペア: 105 (305→200)

【成功差が大きいわざ】

  • (なし。最大低下は3)

【威力差が大きいわざ(20以上)】

  • 格デストロイ: 29 (64→35)
  • ゴースト: 27 (99→72)
  • 射デストロイ: 26 (47→21)
  • トルネード: 25 (41→16)

【充填差が大きいわざ(30以上)】

  • レーダーサイト: 41減 (頭最大63→腕部最大22)
  • コンシール: 33 (51→18)
  • ヒーター: 32 (68→36)
  • ミラーガード: 31 (47→16)
  • かくとうガード: 31 (40→9)
  • かんぜんガード: 30 (50→20)

【冷却差が大きいわざ(20以上)】

  • レーダーサイト: 25減 (49→24)
  • モビルブースト: 25 (61→36)
  • コンシール: 22 (40→18)

【HVしかなくなるわざ】

  • かくとうガード
  • かんぜんガード
  • チャージドレイン
  • ゴースト
  • ハイパービーム

【サブスキル・CFができなくなるわざ】

  • プレス: アンチエアプレスは頭部にしかありませんでした
  • ウェーブ: アンチシーウェーブは頭部にしかありませんでした
  • MFシール: CF・MFシールは頭部にしかありませんでした
わざ:チェンジの仕様おさらい

次にチェンジの仕様です。 下記はwikiの記述からの抜粋です(チェンジ - メダロット9攻略wiki)。 

自身の両腕と脚部がランダムに別のパーツへと変化する。 追加コンテンツを除きなんでも出てくる。 戦力面ではパーツ入れ替えによる被ダメージのリセットが主な強み。 破壊されたパーツの復活はできない。 へヴィリミット超過の可能性もある。

ランダム選出であり、スキルが合わせられない、ヘヴィリミット超過などのリスクもあるため、積極的には戦術に組み入れられないと予想しています。 欲しいパーツが出ることはおよそ期待できません。 理想的にはオールラウンダーなメダルスキルセットにしておいて、何がきても使いこなせるようにしておくとよいのですが…。 もちろん、何が出ても使いこなせるよう、パーツ知識も必要ですね(あれ、初心者向けではない…)。

しかし残装甲の少ないパーツが新たにまもるパーツになると戦況が変わってくるので、この振れ幅をどう扱うかも技能に含まれそうです。 性別選定にも影響しそうです(性別破綻するような選出はされないとの理解で、♀ティンペットのほうがまもるパーツが出る率が高いです)

 

実質的に使えなくなる戦術

ここからはより具体的に、どういった戦術が不能になるかを考えました。 これ以外にももっとあるはずです。

  • 速攻陣形でのアンチCGを締めとするコンボ
  • デスロックを入れて相手を隙だらけさせる戦術
  • ファイアショットでの狙い撃ちヘドショ運用
  • リーダーをステルスで隠し続ける孤軍奮闘戦術
  • 悪地形で地形相性修正&たいちせいぎょで優位に立つ戦術
  • MC機フルリペアによる耐久戦術
  • リーダー判定ミサイルをかやくガードで無効化する戦術
  • ディスターバンスによる支援わざ制限
  • フルチャージ戦術全般(リーダーチャージとのシナジー高)
  • トラップアッププラントアップを利用したトラップマスター戦術
  • ダブルドライブによる高速コンボ展開(支援わざコンボ含む)
  • そのほかレーダーサイト系コンシール系の駆け引き
  • そのほか7パーツ以上のシナジーを利用する戦術すべて(9パーツ中3パーツはわざ:チェンジ)
  • Tパーツ後にMCする運用
使われにくくなるパーツ

上記制限から、登場機会を失う・減るパーツも出てきます。 これも実はもっとあるはずです。

  • トラップバスター: ディスターバンス警戒での利用がなくなります
  • スタティック: MC警戒での利用がなくなります
使われにくくなるMF

頭部が『カーボン』固定ですので、これらのMFは本領を発揮できなくなります。 リーダー効果:リーダーチャージも弱体化すると思います。 他方、カラタケワリやロックラッシャー、横一閃は構成自由度が高いMFなので残りそうです。

  • いっせいしゃげき: 頭部パーツが非しゃげきパーツであり威力を加算できない
  • タイラント: 最大3撃で畳みかけるが、頭部パーツのために最大2撃に
  • ガンスリンガー: 直接的な影響はないが、頭部が固定されている状況で両腕攻撃パーツはさらなる縛りに
  • ロックラッシャー: 構成の自由度は高いが、MC警戒での利用がなくなる

 

対戦環境予想

最後に本レギュレーションでの対戦環境を予想します。 「実質的に使えなくなる戦術」からどこに流れていきそうかをいくつか考えました。 ただメタは回っていくものなのですぐに古くなりそうです。

  • ガードプラント: 本ルールにおいても、依然被弾回避の手段として有効な手段。 ディスターバンスがないのでしかけるプラスなどと合わせてより高速に回せる
  • ピンホールS: ガードプラントの台頭、コンシール弱体化により
  • フランキング: ガードプラントの台頭により
  • 速攻陣形: もともと人気のあるリーダー効果だが、リーダーチャージや地形相性修正が弱体化したので頻出になると予想。 ケンダーマ(フランキング)も環境に合致

 

まとめ

バショーさんたちからの助言もいただきつつ、本レギュレーションで具体的にどの程度制限が入ってくるのか、どういった対戦環境になるかを予想しました。  速攻陣形とガードプラントに注意を払いつつ、やりたい戦術を通せるかが個人的な関心ごとになっています。 とくに速攻陣形は一撃も動けずに終わりかねないので要警戒です。